この本は、私の掃除や料理に対する認識を大きく改めさせる内容の、衝撃の一冊でした。
『禅に学ぶ暮らしの整え方』
吉村昇洋 著 (株)オレンジページ発行
副題 ものとこだわりを手放せばすっきりとシンプルにくらせます
第1章では、「作務」と呼ばれる掃除や片付けを通して、自分を問いただすような内容。楽をしようとしていた自分を恥ずかしく思うような禅の教え。この本を読んで、私も、箒や雑巾を使って丁寧に掃除をしたいと思うようになりました。
そうじは自分の心を見つめる、つまり「自分と向き合う」機会です。暮らしを整える事は、心を整えることに繋がります。そんな言葉が並びハタとさせられます。
また、雑巾の絞り方から、使い方まで丁寧に載っています。
箒の使い方もキチンと説明されています。
第2章では、キッチンについて書かれています。料理に対する考え方、キッチンの片付け方等〜、読み進めると、心を洗われるような思いがします。食材を慈しみ、キッチンを整えて、丁寧に料理がしたくなります。食事をするという事は、命をいただくという事だと、改めて思い知らされます。
心が整う暮らしを目指す方、必見の一冊かと思います。
私に暮らしを見つめさせ心のあり方を見直させ、自己を問いたださせた本。ものとこだわりを手放す大事さを教えられ、シンプルに暮らしたいと思わせ、大きな影響力を与えてくれた大事な一冊です。
3章はそうじと片付けQ&A、4章は心が整う禅の教えが載っています。
このように完璧には暮らせなくて、やっぱり普段は手抜きもズボラもありな私ですが…(苦笑)、時々この本に立ち返って、丁寧に暮らそうと心を戻す作業をしながら、過ごしている感じです。知っている方が役に立つ知識だと思います。心がざわついたり、生活が乱雑になってきた時に、戻っていく「確かな教え」でもあります。どこかでもし、この本を手に取る機会がありましたら、また興味がありましたら、どうぞご覧になってみて下さい〜。お薦めの一冊です。