今、話題のアドラー心理学。『嫌われる勇気』にかなり衝撃を受けました。
この本は、後輩からの紹介で読みました。私にとっては、新しい視点の心理学で、これまでの概念を打ち砕くほどの衝撃の理論でした。
アルフレッド・アドラー氏は、ユングやフロイトと並ぶ心理学の三大巨匠と呼ばれる方です。
その考え方は斬新で、トラウマや過去の出来事が今に影響を与えるという心理学の『結果論的な見解』とは異なり、目的があって今の行動が行われているという『目的論』という説を唱えています。
続編の『幸せになる勇気』も発刊され、私はそれもすぐに読みました。
2冊とも、青年と師の会話形式で綴られ、アドラーの考え方が、理解しやすい形になっています。
そのアドラー心理学についてまとめた別の本も偶然見つけました。
こちらは、見開きページの右側にアドラーの言葉、左ページにその解説というスタイルにまとめられた本で、アドラーの残した言葉を通して、その考え方をわかりやすく説明しています。
嫌われる勇気と幸せになる勇気を読んだ後に、復習のように読める本でした。
アドラー心理学をちゃんと理解したくて、この3冊をもう5回も読みました。日本人には、ユングやフロイトの説が定着していて、アドラー心理学は、学問としてもまだまだ認知度が浅いとは思いますが、『目から鱗』の実践的な心理学だと思います。納得いく事がたくさん書かれてありました。そしてこの本は、私に、過去に支配されず、自らの未来を自らの行動で変えていけるという希望を、与えてくれました。
今悩み事がある方、悶々とした日々を送っている方、未来を変えたい方。すべての悩みは人間関係に起因すると解くアドラー心理学は、あなたにも、何らかのヒントを与えてくれることかと思います。奥が深く、私もまだまだですので……、続けて学んでいきたいと思います。