最近はもっぱら、用事があるときだけ、『母さ〜ん』と呼ぶ子供たちです。それでも、そう呼ばれることに、なんとも言えない幸せを感じる時があります。刹那的ですが、あと何年一緒に暮らせて、あと何年必要とされるのかしら、と、ふと考えます。
母さんと呼ばれるあたりまえのこと
母さんとよばれることの幸せ
子供を授かり母親になれてほんとうによかったと思います。私は、結婚して10年も子供ができませんでした。多忙がストレスになっていたようです。不妊治療にも通いました。それでもなかなか授からなかったのですが、病気を発病し、やむなく仕事を半年休んだ後に、自然に妊娠しました。
『災い転じて福』です。
病気の苦しみの後に、妊娠というギフトをいただきました。娘の誕生と息子の誕生。2人の子宝に恵まれ、何とかここまでやってこられました。
復職した会社がまた忙しく、不器用な私はなかなかうまく両立できずに、子供達が母親を一番必要とする時期に淋しい思いをさせたり、子供のヘルプ信号に気がつかず危機を救ってやれなかったりで、子育てに関しては、後悔がたくさんあります。
その分をも、今、取り戻したい
そういう思いで、少しでも子供達と過ごす時間を確保したいと思いながらの日々です。
子供たちと暮らせる残りの時間を慈しんで、大事にしていきたいと思います。私の子供に生まれてきてくれてありがとう。
母さんと呼ばれることの幸せを、今日もかみしめます。