『自分で心を手当てする方法』
ガイ・ウィンチ 著 高橋 璃子 訳
心理療法を20年以上実践しているNYの人気セラピストが書いた心理学をベースにした本です。
風邪やすり傷など身体の不調のケアの仕方はわかるのに、心の手当ての仕方は学んだことがないから分からない。
そんな私たちに、心のケアの仕方を教えています。7章からなり、拒絶体験、孤独、喪失やトラウマ、罪悪感、失敗や挫折など、それぞれのテーマに沿って、自分で自分のためにできる心のケアの仕方を解説しています。
エビデンスに裏打ちされて実用的で、心の救急箱のような本だと精神科医の水島広子先生が帯に書いています。色々あって落ち込んでいた時に、本屋さんで出逢った本です。少しの事なら、自分で自分の心のケアができるようになりたいと思い購入しました。
同級生の友達が、年末から精神的に参って仕事に行けなくなりました。今、心療内科のプログラムをこなしながら、復職に向け、日々励んでいます。人一倍優しく頑張り屋さんだった彼は、人の何倍も仕事をこなしていました。優しい人がメンタルをやられてしまう時代かもしれません。もし会う機会があれば、私も参考になったこの本を、渡したいと思います。彼も自己をみつめて、再出発し素敵に暮らせますように!