備瀬のフクギ並木へ行ってきました。
背の高い防風林、フクギが集落を覆い尽くす、沖縄の原風景を残す場所。もっとも古いフクギは、推定樹齢３００年と言われているそうです。
琉球王朝時代に風水思想を応用し、子孫のため未来の生活のためにと植えられました。こんな美しい風景は、大切に残してほしい、そう思います。
以前の並木道は、人影も少なくシンと静まり返って、自分の足音だけがザクザクと響き渡るような、そんなひっそりとした空気感が漂う場所でした。
素敵な景観の並木道は、瞬く間に全国区で有名になり、パワースポットとして観光地化が進んでいました。観光客仕様に、お店や宿泊先がオープンし、賑わいをみせていました。
砂地の道も舗装され、電動自転車で駆け抜けるカップルやキックボードを乗りこなす方が移動しやすいように整備されていました。
たくさんの観光客が訪れる場所になり、あちらこちらで写真撮影をしている人、人、人。駐車場もいっぱいで停めるのも順番待ちでした。
夏本番、今が観光シーズン真っ盛り〜。
有名になったのはやっぱり嬉しいような、でも空気感や磁場が変わったのは、私的にはちょっと残念で淋しいような、そんな気もしました。
訪れる側のイメージは変わっても、相変わらず凛と佇む背の高いフクギの木と、集落を保持するために頑張ってくださっている地元の方々の変わらぬ努力に感謝したいと思います。
#備瀬のフクギ並木
